キョーテックグループBCP（事業強靭化計画） の取り組みBCP initiatives
製造メーカーの当社の使命として、いかなる状況下であっても安定的な生産と供給が求められています。
しかしながら昨今、地震など災害が頻発し、地球温暖化で台風や集中豪雨の被害も毎年甚大化し、経済のグローバル化の中で紛争や国家間対立など材料調達の不安定化など、さまざま事象が事業継続のさまたげとなっています。加えて工場や事業所内での疫病まん延での供給停止リスク低減の感染予防対策が求められています。こういった事業継続のリスクが高まる状況で当社は「備えあれば憂いなし」でBCM（事業継続マネージメント）にも積極的に取組んでまいります。
不測の事態を想定し、出来うる限りの備えと訓練を繰り返すことで、従業員を守りながら、いかなる状況でも会社事業を継続し顧客の信頼と期待に応えることが出来ると考えています。
2021年10月1日キョーテックグループ代表 佐野聡伸
取組みの一例
(株)キョーテック、(株)キョーライトでは、2002年5月に環境マネジメントシステム（ISO14001）の認証を取得して以来、環境方針「人や生き物の尊い命を大切に 地球や地域に優しい自然環境を重視した活動を行う」に基づいた活動を行っています。自然環境を大切に、できることから少しずつ地球や地域環境への負荷低減に取り組んでいます。
生産工場・管理スタッフ・営業窓口が一丸となり、環境への負荷低減のための活動や、環境への影響を配慮した製品の提案に努めています。
①各拠点防災の取組み
工場・営業支店・本社においては火災消火、避難訓練のみならず各地域の防災マップに基づき、地震や水害への訓練を全社員参加で定期的に行います。加えて工場部門においては、予備機械部品の備蓄、代替生産工場の確保、代替材料を選定し、災害や事故からの迅速な復旧を計画し有事に備えます。
②復旧の非常用電源設置、非常食の備蓄
各拠点には非常用蓄電池を備え、併せて工場には発電機を設置し、停電時の販売・生産管理システムのPC端末駆動の電力を確保しています。また台風や地震の帰宅困難時に備え全ての工場、本社、営業所にそれぞれ従業員3日分の非常食と飲用水を備蓄しています。2か所ある社員寮は従業員の自宅被災時の一時的な避難所として活用いたします。
③感染予防の取組み
各工場と支店、本社従業員には日々の手指消毒、検温、手洗い、うがいを啓蒙し徹底しています。お客様にも安心してご来社いただけるよう応接室、会議室、休憩室には除菌・空気清浄機を設置しています。またインフルエンザなどのワクチン接種を希望する従業員への補助などの支援を永年実施しています。
④安全安定経営の推進
万一の事態に備え、常日頃から自己資本の蓄積・キャッシュフローの確保とともに、生産復旧に必要十分な補償額の損害保険に加入しています。